2022.11.11 コラム

✂︎--- 雑誌切り抜き風 --- コラージュアニメーションの作り方❶【AfterEffect】【Ae】

雑誌切り抜き風 コラージュアニメーションの作り方❶

今回は、雑誌の切り抜きを貼り合わせたような、コラージュアニメーションの作り方について説明していきます!
写真素材だけで、簡単に上のようなエモ可愛い動画が作れるので、是非推しの写真を使って作ってみてくださいね。
 

OPの作り方

STEP1:素材の準備

まず、背景素材の準備からです
今回は作例用に、Pexelsで可愛い猫ちゃんの素材をお借りてきました。

PexelsでのPeng Louisによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3-1643456/
こちらをPhotoshopで加工していきます。
素材をPhotoshopで開き、

「フィルター」▶︎「ピクセレート」▶︎「カラーハーフトーン」▶︎最大半径を指定

で、紙に印刷されたような細かいドットの画像が出来上がります。

今回、最大半径の大きさは5pxにしました。
解像度によって結果が異なるので、ドット数は様子を見つつ決めてみてください。
また、任意でモノクロにすると、クールな印象になります。

ハーフトーン適応後

STEP2:背景素材にモーションをつける

①新規プロジェクトとコンポジションを制作
(コンポジション名は、わかりやすいように「main_comp」としました。)
②先ほど作った素材を入れる
③入れた素材のスケールのプロパティを展開
(ショートカット:対象を選択した状態でSキー)
モーションをかけたい箇所の開始点と終了点にキーフレームを打つ
(今回は5秒のOPを作る予定なので、終了点は5秒のところに打ちました。)
⑤開始点の値を大きくする
イージングをかけて動きを調整

こうして完成したものが、下の動画のになります。
シンプルですが、テキストがメインなので背景のモーションはこれで完成です。

STEP3:テキストの制作

続いて、フォントが次々変わるテキストの作り方です。
仕組みは単純で、単にフォントが異なるテキストレイヤーを、一つずつ表示させているだけです。

①新しいコンポジションを作成(名前は、わかりやすいように「sub_comp」としました)
②テキストレイヤーを追加し、任意のテキストを入力
③②で作ったテキストに合わせて、長方形シェイプで白地を制作
④②のテキストレイヤーを2回複製し、フォントをそれぞれ変更
⑤以下のようにレイヤーを5フレームにカットして、配置
(レイヤーをカットするショートカットキー;⌘+Shift+D)

レイヤーの配置見本

今回は、
・凸版文久見出しゴシック
・小塚明朝 Pro
・游ゴシック体

の3つのフォントを順に表示しています。
フォントによって、行間や高さが多少異なるので、うまく調整して配置してください。

STEP4:ループ再生させる

続いて、このコンポジションがループ再生するように設定していきます。

①先ほど作ったコンポジション「main_comp」に、今作った「sub_comp」を入れる
タイムリマップを表示
(ショートカット:option+⌘+T)
繰り返したい部分の、初めと終わりにキーフレーム追加
(今回の場合:0フレームと15フレームの部分)
④コンポジション末尾のキーフレームを削除
エクスプレッションを追加
(タイムリマップのストップウォッチをOptionを押しながらクリック)
⑥エクスプレッション言語メニュー▶︎Property▶︎loopOut(type = “cycle”, numKeyframes = 0)


これで、OPは完成です!

下の動画は、背景のモーションが滑らかすぎて似合わなかったので、
ポスタリゼーション時間(エフェクト▶︎時間▶︎ポスタリゼーション時間)で、
フレームレートを「15.0」に落としています。
ポスタリゼーション時間については、下で詳しく解説します。

素材がカタカタ動くモーションの作り方

STEP1:エクスプレッションを使い、モーションをつける

続いて、カタカタ動くモーションの作り方です。
どんなものにも適応できるので、好きな素材をAeに取り込んでください

①新規コンポジションを作成
 (名前は「sozai_comp」にしました)
②取り込んだ素材の位置のプロパティを展開
エクスプレッションを展開
 (ショートカット:option+プロパティの時計マークをクリック)
「wiggle(3,10)」と打ち込む

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【Tips!】
wiggleとは
ランダムな数値を代入してくれるエクスプレッションです。
wiggle(3,10)は、ざっくり言うと
「1秒間に3回、最大10pxの振り幅で値をランダムに代入」という意味です。
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スケールや回転にも、同じようにエクスプレッションを入力すると
更に複雑な動きになるので、動きにこだわる方は試してみてください!

STEP2:カタカタした動きにする

しかし、このままでは振動するような動きなので、
フレーム数を落として、カタカタした動きにしていきます。

「main_comp」「sozai_comp」を入れる
「sozai_comp」に、エフェクト▶︎ポスタリゼーション時間でエフェクトをかける
③フレーム数を「3.0」に変更

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【Tips!】
ポスタリゼーション時間とは
「任意のフレームレートに変換すること」ができるエフェクトです。
今回は値を「3.0」にしたので、フレームレートが3=「1秒間に3フレーム」となり、
カクカクした動きに見えるようになりました。
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これで、素材がカタカタ動くモーションが完成しました!

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

内容が多くなってしまった為、今回は2つの技法をご紹介いたしました!
後半は12月頭頃掲載予定ですので、しばしお待ちください。

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